損益相殺と過失相殺どちらが先?

損益相殺とは

交通事故にあった場合、被害者の方は,財産的・精神的な損害を受けることになりますが,それと同時に利益を得るという場合もあります。

“交通事故の被害にあっているのに利益を得る”などということがあるのか疑問に思われるかもしれませんが、実際にあります。
たとえば、社会保険や労災保険から交通事故による傷害等に対して給付金をもらった場合などです。

このように交通事故による損害があったけれども、利益もあった場合にはその損害から利益を差し引いた「実損害」のみを賠償請求できるということになります。
これを損益相殺といいます。
※被害者に被害回復以上の利益を与えることは公平に反するこという法律上の解釈があります

過失相殺とは

民法722条2項により,「被害者に過失があったときは、裁判所はこれを考慮して損害賠償の額を定めることができる。」として過失相殺を定めています。

過失相殺とは、被害者に過失があった場合にそれを勘案して損害賠償額を調整するということです。要するにその過失の程度に応じて損害賠償額を減額するということです。

ここでいう過失とは民法709条等で定められている「過失」(法的な注意義務違反)ではなく、俗に言う「不注意」とか「落ち度」といったものです。

損益相殺と過失相殺の先後の損得

被害者に一定の落ち度があり、なおかつ、事故後に損益相殺の対象となる給付を受け取った場合で損害額の計算方法としては、過失相殺と損益相殺のいずれを先に行うべきなのでしょうか。

具体例として、被害者の人身損害が2000万円で、被害者に3割の落ち度があり、事故後に被害者が相殺の対象となる金額400万円を受け取ったと仮定してみましょう。

過失相殺が先で、後に損益相殺を行うとします
(2000-30%)-400=1000
2000万円から過失割合の3割(600万円)を控除し、さらに400万円を引きますので、加害者に請求できる損害額は1000万円となります。

しかし、損益相殺が先で、後に過失相殺を行うと、
(2000-400)-30%=1200
2000万円から400万円を控除し、残りの1600万円からその3割(480万円)を差し引きますので、加害者に請求できる損害額は1120万円になります。
相殺の順序を逆にするだけで、120万円もの違いがあります。
どちらが先でで計算するのが妥当なのかですが、以下のとおり、損益相殺の対象として受領した金銭の性質によって異なります。

過失相殺と損益相殺はどちらが先に行われるのか?

受取金額の計算は「過失相殺後控除説」で行われるのが原則です。その理由は、2000万円の損害(賠償額)に対して3割の過失があるのなら、2000万円の3割は被害者であっても負担すべきという考え方からです。
逆の計算の場合は、2000万円から400万円の損益相殺が行われてから、過失相殺されるので、本来であれば2000万円の3割を被害者が負担しなければならないのに、1600万円の3割しか負担していないことになってしまうからです。

「過失相殺→損益相殺」の順で計算するもの

(1)自賠責保険・政府保障事業による填補金・任意保険金
(2)労災保険金

「損益相殺→過失相殺」の順で計算するもの

(1)健康保険法や国民健康保険法による給付金

その他のケース

人身傷害補償保険金の取り扱いなど、裁判所によって判断が違ってきている場合も多いです。
ケースバイケースで判断されているようです。

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